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言語聴覚士・臨床発達心理士 今泉祥子先生研修会
「最近の子どもたちの変化と特別支援教育」~発達障害って、何?~

~癒しの島プロジェクト第22弾~
ふれあいのあるまちづくり県民運動 ボランティア活動振興・助成事業に採択されました!

実績報告

11月13日(日)、臨床発達心理士の今泉祥子先生をおよびして研修会を実施しました。
参加者55名。

今泉先生は、京都で特別支援の教員をされていたご経験もあり、現在は発達相談の現場で活躍されています。
子どもたちの発達の変化を現場で見続けてきた先生のお話しは、とても興味深かったです。
参加された学校の先生方、保護者の方々だけでなく、行政で発達の相談を受ける方や地域の方々も、皆さん深くうなずく姿も見られました。

特に印象的だったのは、「特別な配慮」って、どんな配慮なのか?というお話しでした。
配慮をするとなると、私たちは、「甘やかすこと」「特別扱いをすること」など、なぜかネガティヴなイメージの言葉を連想してしまいがちで、しかも、適切な頃合いと言いますか、「この子にとって必要な配慮」というのを見極めることの難しさを実感することが多いです。
本来は、当然で簡単なことのはずなのに、なぜ配慮することがこんなにもややこしく、難しくなってしまったのか。
それは、その子どもを見ることより、クラスの中から疑問の声が出てこないか、保護者たちはなんと言うだろうか……周囲の目を気にする、周囲への説明をしなければと思う、私たち大人の側の保守的な思考が壁になっているように感じました。

特別な配慮が、わざわざ声高に主張されなくても、当然のように行われるような社会にしていけたらいいな、と改めて感じる研修会となりました。
教育は、社会の基本です。
教育が変わらなければ、社会は変わりません。
差別のない社会を作るなら、それをしっかり身につけられる教育が必要です。
差別とは、適切な配慮という理論がない社会のように思います。

これからも、全国で活躍される先生方をお招きしながら、教育・社会・障害……そういったテーマで研修会・講演会を継続していきます。
ぜひ、ご参加ください。

研修風景

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